ももんちぃMOMONCHY
MOMONCHY PICTURE BOOK

りゅーちぃとわたわた雲

森『モリルナステラ』で暮らすフクロモモンガのような生き物『ももんちぃ』たちは、ポーチィと呼…

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森『モリルナステラ』で暮らすフクロモモンガのような生き物『ももんちぃ』たちは、ポーチィと呼ばれる寝袋の中で寝ます。

ある夜、『ももんちぃ』のひとり『りゅーちぃ』は、空に浮かぶ雲の中に入って寝る夢を見ました。

目がさめたあとも、『りゅーちぃ』のこころには、夢で見た雲の感触がずっと残っていました。
綿のようだけど綿じゃない。あれは『わたわた雲』。

次の夜、『りゅーちぃ』は夜空がよく見える場所で空を見上げながら、しっぽで星のかたちをつくり、お星さまに願いました。

「また、わたわた雲にくるまれて眠れますように――」

そう願ったあとも、しばらく夜空を見つめていると、どこからか小さな雲が、ふわり、ふわりとやってきました。

『りゅーちぃ』は驚きましたが、そっとその雲を触ってみると……
「この感触は、わたわた雲だぁ!」

りゅーちぃは喜んで、自分のポーチィまでそっと持ち帰りました。
その夜は、わたわた雲の感触をたしかめているうちに、ぐっすり眠ってしまいました。

次の日の夜に起きると、わたわた雲はもうどこにも見あたりません。

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