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くりちぃが持ち帰った、
大きな五つ葉のクローバー。
「枯れちゃわないかな……」
少し心配していました。
でも、一日たっても、
何日たっても、
クローバーはまったく枯れません。
「ふしぎ……」
くりちぃは、
五つ葉のクローバーを
大切にしていました。
何が特別なのかはまだわかりません。
ある日、くりちぃは
ものづくりをしていました。
でも、どうしても
うまくいきません。
「うーん……」
考えて、考えて、また考えて。
ずいぶん長い時間、
悩んでいました。
そのとき、何げなく
五つ葉のクローバーで
ぱたぱたとあおいでみました。
「なんか、思いつきそう……」
もう少し考えながら、
こんどはクローバーで
頭を、トントン。
すると――「ひらめいた!」
さっきまで見えなかった作り方が、
頭の中でつながりました。
「これだ!」
今度はうまくいきそうです。
「もしかして、
このクローバーには
ひらめく力があるのかな?」
くりちぃは五つ葉を見つめました。
とても悩んだあとに
ひらめかせてくれたクローバー。
くりちぃは、
「ひらめきクローバー」と名付けました。
それから、くりちぃは
ひらめきクローバーを
よく持ち歩くようになりました。
大切なお気に入りだからです。
でも、すぐに力は借りません。
「ふだんはパワーをためておいてね」
「考えて、悩む時間も
たのちぃから」
「でも、どうしても悩みすぎたときは――
また少しだけ、
助けてくれたらうれちぃ」
今日も大切に持っています。