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くりちぃは、森のなかの小道をひとりで歩いていました。
みんなといるのも だいすちぃ。
でも、ときどき静かな時間がほしくなるのです。
足もとに落ちていた、くるんと丸まった花びら。
ふと風がふいて、それがくるくるとまわりました。
「ひらめちぃ!」
くりちぃは花びらと細い枝を組み合わせて、
風でまわる ちいさな風車をつくってみました。
そっと手にもって歩くと、かぜがふくたび、
くるくるとまわります。
そのあとくりちぃは、お気に入りの木にのぼって、
てっぺんに そっとその風車をつけました。
風車は、森の高い木からジャンプするときに、
風の向きや強さをたしかめるのに とってもやくに立つのです。
くりちぃは風車を見つめて、そっとつぶやきました。
「このかぜ、ぴったり──いこう」
大空に飛び出したくりちぃの体は、いつもより風にのって、
空にとけるようにかるく、
まるで風のうたをきいているみたいでした。